【砺波市・解体】空き家を解体することのメリット・デメリットについて解説！

空き家解体のメリット

事故や近隣トラブルを防げる

古くなった空き家は脆く、自然災害で倒壊する可能性が極めて高くなります。特に近年は至るところで地震が頻発していることから、倒壊は空き家保有時の懸念事項です。

また、空き家は犯罪の温床となる可能性もあります。放火の場合は近隣住民への被害も考えられますので、空き家を解体して災害時の事故やトラブルを未然に防ぎましょう。

維持する労力を軽減できる

先祖代々受け継いだ住宅を維持するためには、労力や費用がかかります。シロアリ駆除や老朽化が進んだ箇所の修繕など、空き家であっても維持に手間がかかり負担に感じる方もいるかもしれません。空き家を解体すると管理するのは土地だけになるため、労力を軽減できます。

土地のみで売却できる可能性が高まる

利便性の高いエリアに土地があったとしても、住宅が古い場合は売却のチャンスが極めて低い傾向にあります。しかし、老朽化した建物を解体し更地で売却すると買い手がつく可能性が高まるのです。

空き家解体のデメリット

解体費用がかかる

空き家の解体を業者に依頼する場合、数百万円の費用がかかります。特に鉄骨造や鉄筋コンクリート構造の場合は、木造よりも費用負担が大きくなり、費用の捻出に悩むケースが少なくありません。

しかし近年は、各自治体によって空き家解体に関する補助金を活用できる可能性もありますので、一度お住まいの自治体ホームページで確認してみてください。なお、南砺市では条件はありますが通年で補助金の受付を行っています。

税金の優遇措置がなくなる

一般的に所有する土地や住宅には、都市計画税（一部地域除く）と固定資産税が課されます。空き家であっても住宅が建っていると固定資産税が最大で1／6、都市計画税は最大で1／3に軽減されますが、空き家を撤去した場合は軽減措置がなくなり納める税金が高くなるため注意が必要です。

一方で、不適切な管理状態を示す「特定空き家」に指定された空き家の所有者が自治体の指導に基づき改善を行わなかった場合は、固定資産税の軽減措置対象から除外され、大幅に増税されますので注意してください。

家族の思い出の場所がなくなる

かつて自分や家族が済んでいた家屋を解体する場合、心が傷んだり寂しさを感じたりするかもしれません。特にご高齢の方は家屋への思いが強く、解体をためらったり反対されたりする可能性があります。

しかし、空き家は様々なトラブルの温床になりかねません。時間をかけて説得し、納得してもらったうえで業者への依頼がおすすめです。