【富山・解体】一戸建ての解体を依頼する際は何から準備すればいいの？

一戸建ては、建物の構造で3つに分類されます。まずは、建物の構造について見ていきましょう。

木造

木造は木材で建てられた家屋を指し、国内で主流の構造です。木材はほかの造りよりもコストが低く、“呼吸する”という木の特徴が日本の高湿度の気候に適しているため、多くの建物に採用されています。

鉄筋コンクリート造

鉄筋コンクリート造は、鉄筋で組まれた枠にコンクリートを流し固めたものを指します。鉄筋は引っ張りが強い反面、熱に弱く錆びやすい特徴を持ちますが、流し込むコンクリートは熱に強く引っ張る力が弱い特徴を持つため、両素材の強みを活かした頑丈な建物を建築できます。

鉄骨造

鉄骨造は、強度の高い鉄骨を用いて柱や梁を組んだ構造を指します。一戸建てよりも、ビルやマンションなど大きな建築物に採用される造りです。鉄筋コンクリート造よりも工期を短縮でき、費用を抑えられるメリットがあります。

業者に依頼する際の解体準備

解体工事を専門業者に依頼する際は、以下の準備が必要です。

業者選定、見積もり

解体工事を依頼する業者を選定します。選定のポイントは、以下の5点です。

• ポイント1：解体から廃棄物の撤去まで一貫して担える業者
• ポイント2：口コミやお客様の声が確認できる業者
• ポイント3：自社で重機や車両を保有している業者
• ポイント4：家屋のあるエリアに対応している業者
• ポイント5：書類の提出まで代行してくれる業者

解体工事後はたくさんの廃棄物が発生しますが、廃棄物は普段のゴミと一緒に捨てることはできず、建築リサイクル法に準じて適切に処分しなければなりません。

また、処分には労力がかかりますので、解体から廃棄物撤去まで一貫して担える業者を選定する必要があります。さらに、費用は業者ごとに大きく異なりますので、複数社への見積もりが大切です。最低でも3社以上の見積もりを取り、比較検討してください。

解体の届出を提出

家屋の解体において床面積の合計が80平方メートル以上の場合、施工者は都道府県知事への届出が義務づけられています。

なお、届出は工事の7日前までに提出が必要です。業者に解体工事を依頼する場合は、代行して提出してくれるケースがありますので、事前に確認してください。

近隣住民への報告

解体工事を行う場合、騒音や振動などが周辺住民や施設に影響を与えますので、解体工事前に近隣住民に挨拶を済ませる必要があります。業者に依頼する場合は業者が挨拶に行くケースがほとんどですが、普段から交流のある住民には依頼者自らが挨拶を済ませるとトラブルが起きにくいです。

家財の撤去

解体工事では家財の撤去も行います。木製の家財でしたら解体時にまとめて取り壊せますが、家電や金物がある場合は事前に撤去すると解体がスムーズです。

また、家財の撤去は業者に委託することも可能ですが、少しでも費用を抑えたい場合はご自身で済ませることをおすすめします。

ライフラインの契約解除

一戸建てを取り壊す場合、ライフラインの契約解除に注意が必要です。すべて止めたつもりでも「納屋や倉庫の電気だけが止まっていなかった」というケースも少なくありません。解体の際は事前に電力会社に確認し、確実にライフラインの契約解除を済ませてください。